成長期とスポーツ オスグッド編

スポーツ障害としてはとても有名なオスグッド・シュラッター病。

有名で予防法や治療法もある程度知られているのに・・・

減らない(T_T)

あまりに一般的で、普通にいるので

あぁ、オスグッドね! みたいな感覚なのかもしれませんね。

これって酷いくなると手術が必要になったり

手術しないで済んでも、膝の皿の下にツノのように骨が飛び出してるから

見た目も気になるし、大人になって冠婚葬祭の場で正座しようとすると

飛び出した骨が床にあたって痛みがでるし、

けっこう、大人になっても困らせてくれるんですよね。

そうならないためにも、まずは予防なんですけど

ジャンプや着地、フットワークなどが主な原因って分かってるのに

きちんとしたジャンプや着地、フットワークの仕方を

指導されていないことが多いんですよね。

ここまでいろいろと情報があふれていて、

対策もけっこう質の高いものも情報としてネット上に

出回っているにもかかわらず・・・

なので、ネット上に情報を一つ増やしてみようという試みです (^_^)v

まずは予防ですね。

予防の第一は、先ほど書いたように原因として多い動作である

ジャンプや着地、フットワークなどをしっかりと身につくまで指導することです。

多くの専門家から指摘されている通り「腰が丸まっている」「骨盤が後傾している」

といったことが多いですね。

この姿勢になってしまうとオスグッドの主原因である大腿四頭筋が働きすぎてしまう可能性が高くなります。

ジャンプや着地、前傾姿勢でのフットワークの際には

大腿四頭筋だけでなく股関節を支える殿筋群、足首を支える下腿三頭筋などの底屈筋の

働きも重要です。

特に殿筋は大きい筋肉なのでそのパワーを使いこなせないのは

スポーツで素晴らしいパフォーマンスを発揮するには大きな損失と言えます。

さらに骨盤を前傾させることで太ももの後ろ側になるハムストリングスも

働きやすくなり、股関節や膝の安定性も高まり

怪我や障害を起こしにくくなるだけでなく、

フットワーク時の動きにキレが出てきます。

このように基本的な動作の指導に時間をかけるということは

良い選手を育てるための最初の一歩と言えるかもしれませんね。

次の予防法としては、一般的に言われている

大腿四頭筋やその他硬くなっている筋肉のマッサージです。

大腿四頭筋は座っていてもマッサージできるので

授業中でも実施可能です (^^)

そしてマッサージでしっかりとほぐした筋肉をストレッチしていきます。

この方法もネット上にあふれていますが、注意点としては

腰をそらさない!ということです。

大腿四頭筋をストレッチ中は腰は少し丸め気味で良いくらいです。

このほうが骨盤が安定して太もも前面の筋肉や筋膜など多くの組織を

しっかりとストレッチできます。

腰を反らしてしまうと太もも前面への伸長効果が減り

腰自体も反りすぎて傷めてしまう可能性があります。

次に治療ですが

治療中は組織が傷ついているのでストレッチはしません。

その分、大腿四頭筋などの硬い筋肉のマッサージをしっかりと行います。

あと、オスグッド専用のサポーターで損傷部位を保護しますが

なかには炎症が強すぎてサポーターの圧迫が痛い人もいます。

こう言った場合は、伸縮性のあるテーピング、キネシオテープでも良いのですが

こういったテープを使用して

膝を伸ばした状態で膝の皿(膝蓋骨)の上にテープを貼って

そのまま下側の脛骨に向けて皿(膝蓋骨)を引き下げるように

何本かのテープで引っ張ってあげると楽になりますよ。

治療はとにかく損傷部位を安静にして炎症を抑え

損傷部位の治癒を促します。

炎症のひどい時期に無理に運動を続けると

痛みも変形もどんどん悪化していきますので

初めの安静がとても大切になります。

もちろん膝へ負担のかからないことはやっても大丈夫ですよ。

バスケであればその場でボールのハンドリングの練習とか

負担をかけずにやれることを見つけて

ぼちぼち頑張りましょう!

成長期の選手がオスグッドになることが少しでも減っていくよう

周囲の大人も気を付けてあげましょう!

オスグッドになってから調べるのではなく

オスグッドになる前に予防する術を調べるようにしましょう!

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