腰の痛み ー慢性腰痛ー 

腰の痛みはつらいですよねぇ。

腕や脚が元気でも腰に痛みがあると色んなことが出来なくなくなりますよね。

この腰の痛み「腰痛」はいろいろと分類されいます。

2019年度版の腰痛ガイドライン(フリーでアクセスできますので興味のある方はご覧ください。)では慢性腰痛は痛みが出始めてから3か月以上持続するものと分類されています。

慢性腰痛の治療としては国内外で多くの研究がされていて

結論から言いますと、ストレッチ、有酸素運動、筋力トレーニングなど

何をやってもそれなりに効果があるようです。

ただ、忘れてはいけないのはそれでも治らない慢性腰痛の方がいるということです。

特にエビデンスはないのですが、

ここで勝手に「慢性腰痛」を2つに分類させていただきますと

腰痛のために活動性が低下してしまった場合と

腰痛はあるけれど仕事などで活動性があまり低下していない場合

が考えられます。

腰痛のために活動性が低下した場合は

腰部の筋肉などの組織へ血流量も低下して

筋肉や関節、周囲の組織の動きも硬くなり

痛みを感じる神経経路に変化が生じて痛みを感じやすくなったり

少し動くと筋肉への栄養が十分に供給されずに

疲れやすかったり、痛みを出したりします。

ここを改善するうえで、ストレッチや無理のない範囲での運動は

効果的かもしれません。

心理的にも、「動いても大丈夫!」といった自信につながってきますしね。

これに対して、活動量が低下していない場合は

組織について考えると、筋肉や椎間板など腰部の組織を継続的に傷めつけている状態が3か月以上継続している状態と考えられます。

腰の周囲には多く損傷があり炎症物質がさらに組織を脆い状態にしていますから

ここでストレッチや運動などしたら、損傷部位や治りかけている組織を引きちぎることになるかもしれません。

「慢性腰痛」というのはあくまで期間での分類なのですが

「慢性腰痛」の治療として一括りされていることで

治療がうまくいかないことがあるように思えます。

現在の組織の状態に応じたアプローチが必要ですよね。

少なくとも腰痛が治っていない、もしくは悪化している状態で

活動量を減らせていない方へ対しては

いかに腰部への負担を減らすかを考えた方が有益かもしれません。

業務内容を変更できれば良いのですが、なかなか難しいことが多いので

休憩中は横になって休む時間を作る

コルセットなど装具を使用する

休日は腰に負担のかかることをしない(長距離のドライブ、前かがみの作業、座りっぱなしなど)

どうしても長距離ドライブする際には1時間前後に一回はシートを平らにして横になることで椎間板の負担を回復する。

休日は睡眠時間を長めにとる

栄養面で偏りがあるようであればバランスを調える

など、負担を減らして組織の修復を少しずつ促すことが大切かと思います。

基本的な考え方としては骨折と同じですね。

骨がつながっていないときに折れてる所のストレッチや筋トレはしませんよね。

運動やストレッチは組織がある程度修復した後に組織を壊さない程度に開始したほうが効果的です。

長引く腰痛はつらいと思いますので、早めに適切な対応をして

痛みから解放されると良いですね。

ブログ目次

腰痛関連記事

歩きすぎにご注意ー腰痛ー

これからもリハビリ関連の記事やアフェリエイトで大好きな商品を紹介していきますので

フォローしてくれたら嬉しいです!

コメントを残す