肩の痛みの厄介なところ、それは
繰り返すことです。
痛くなって動きが悪くなったけどいつの間にか自然に治ったり、
もしくは病院などで治療して一度は治ったのに、
数か月してまた痛くなることがよくあります。
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痛みを繰り返す場合、
前回ご紹介したパターンのように損傷が治癒する前に動かし過ぎてまた損傷を繰り返す場合と
いわゆるかばった動きを自然と身につけて、損傷部位へ負担がかからないように
他の部位に無理をさせて動くようになり、そのかばった動きを続けることで
他の部位も損傷して痛みを繰り返す場合が考えられます。
例えば、腱板を損傷してうまく動かせないから肩甲骨を過剰に動かして代償したり、
腱板を損傷してうまく動かせないから上腕二頭筋長頭腱を使い過ぎたりなどして
腱板の負担は減って痛みは軽くなっても、腱板以外の部位を使い過ぎて傷めてしまい
肩周囲の痛みが再び出現するといったことがあります。
一度は治った!のではなく、違った動きを身につけて一時しのぎをしていただけ・・・
その証拠に次に痛くなった時には前回と同じ治療を受けても治らないことがあります。
人によっては2回目の治療でも治った・・・けど・・・
3度目に痛くなった時には治らなかった、ということもあるかもしれません。
このパターンの恐ろしいところは、痛みを繰り返すたびに他の色んな組織が
傷んでいってしまい、最終的には何をやっても痛いし
損傷部位も増えて、治療が大変になってしまうことです。
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そういった事態に陥らないためには、まずかばった動きを見つけることが大事です。
普通の動きであれば見つけるのは意外と簡単です。
鏡を見ながら腕を上げたり、頭の後ろで手を組んでみたり、体の後ろの方で手を組んで
みたりしてゆっくり動かしながら、左右の肩の動きを比較することで見つけることが
出来ます。
見つけた後は、健康な方の肩の動きを真似るようにゆっくりと何度も繰り返しながら
動かし方を覚えていけばよいと思います。
もちろん動かしているときに痛みがあったり、ツッパリ感があるようであれば
無理に動かさず、ツッパリのある所をマッサージして柔軟性を高めた後で
再度、動かす練習をするようにしましょう。
つっぱりやすい筋肉はいろいろありますが
大胸筋、小胸筋、上腕二頭筋、上腕三頭筋、肩甲下筋、大円筋、棘下筋、、、
これらの筋肉とマッサージで検索するといろいろな動画が紹介されると思いますので
自分に合ったものを実践されると良いかもしれません。
例えば、腕を動かすと脇のあたりが突っ張るという方は「肩甲下筋 マッサージ」や
「大円筋 マッサージ」などで検索されると良いかもしれません。
いきなりストレッチを行うと組織へのストレスが大きいので、まずはマッサージから
行う方が良いと思いますよ。
かばった間違った動きは五十肩だけでなくスポーツ等にも影響を及ぼします。
より詳細に知りたい方は間違った肩の動きとスポーツを組み合わせて
検索してみましょう。
例えば「間違った肩の動き 五十肩」、「間違った肩の動き テニス」など
ご自分に関係のある分野と組み合わせて検索することでより詳細な情報が得られると思いますよ。
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一度は自然と治った、と思っていても本当に治っていたわけでないことがあります。
以前の痛みと今回の痛みは原因が異なっている可能性もありますので
まずは受診して確定診断をすることが大切だと思います。
受診の結果、以前と同じ診断名であったとしても肩の組織の状態は前回とは違っている可能性もありますので、今現在の症状を確認しながら無理せず、焦らずに治療に取り組んでいけると良いですね。
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