彼岸も過ぎ、涼しさが増すにつれ
ゴルフに行く回数が増えてきたのではないでしょうか?
今回は中高年の方に多く見られるゴルフスイングの特徴の一つについて書いていきたいと思います。
この特徴は良く知られているとは思うのですが、実際に実践されているかというと…
あまり実践されてはいないように思える特徴です。
ー
ゴルフスイングに伴う肩や肘、膝の痛みなどの原因にもなりますので
ぜひご一読いただき、楽しいゴルフ生活の一助にしていただけたらと思います。
中高年に多く見られる特徴は胸郭の動きが乏しいというものです。
スイングすると体が捻じれますよね、この捻れは水平面での回旋運動とも言えます。
では体で捻れやすい部位はどこでしょうか?
捻れやすいのは、頸部と胸椎、股関節で水平面での回旋運動の可動範囲が比較的大きい部位です。
腰を回す!といいますが腰部(腰椎)は構造上、全体で5°~10°程度しか捻ることはできないと言われていて捻るのには向いてない部位と言えます。
腰は胸郭と股関節の間にありますね。
胸郭と股関節がそれぞれ捻れることで、その間にある腰が結果的に捻れているように見えているだけで腰部そのものはほとんど捻れていません。
捻る!と回す!の違いですね。
ここで無理に腰を捻じろうとすると腰痛の原因になってしまいますのでご注意ください。
さらに胸郭がうまく回旋しないとテイクバックやフォロースルーの時に腕を無理やり大きく回そうとして肩や肘に負担をかけてしまうこともあります。
胸郭が回旋していれば肩や肘を無理に動かす必要なく、楽にトップとフィニッシュの姿勢を保つことが出来るのですが、胸郭の動きが小さいと肩や肘を力ませて無理矢理動かさないとテイクバックしてトップの位置まで動かせなかったり、打ち終わった後のフォロースルーの際に回旋エネルギーをうまく逃がすことが出来ずに肩や肘が遠心力で振り回され関節や靭帯などにスイングのたびに繰り返しダメージを受けてしまいます。
ー
そうならないために出来ることの一つは胸郭の動きを良くすることです!
胸郭は肋骨の動きも重要になりますのでまずは肋間マッサージですね。
これは「肋間マッサージ」「肋間筋マッサージ」「胸郭マッサージ」で検索すると良いかと思います。
肋骨の間を指でマッサージするんですがこれだけでも動きやすさを感じたり、呼吸のしやすさを感じたりできると思いますよ。
さらに動きを良くしていくために胸郭のストレッチやトレーニングが有効です。
これは「胸郭ストレッチ」「胸郭エクササイズ」で検索できると思います。
胸郭には肋骨がありそれを固定するための靭帯が複数あります。さらに胸椎の近くには交感神経もたくさんあります。
そのため、いきなりたくさん動かそうとすると靭帯を傷めたり、血圧の変化やめまいなどの症状が出たりすることがあります。
ストレッチはエクササイズはすぐには効果は期待せず少しずつ時間をかけてじっくり改善させていきましょう。
では、すぐにゴルフで結果を出すために出来ることはないかといいますと
一応あります。
それは、無理にテイクバックしないということです。
胸郭の回旋がない状態で無理にテイクバックしようとすると肩や肘その他の部位にも余計な力みが入ります。
その力みの影響でトップからインパクトまでの動きが安定せず、ボールの飛び方も安定しないという結果へつながります。
テイクバックは無理をせず楽に動かせる程度にします。
そうすることでトップからインパクトまでの動きが安定しボールの飛び方も安定してきます。
さらに無理にテイクバックをしない方が打つ瞬間の筋肉の働きも高まり、より遠くへ飛ばせるようになります。
ー
徐々に胸郭のストレッチを行っていき、楽にテイクバックできる範囲が広がると
さらに強い球を打つことが出来るようになってきますので焦らず楽しみながら
取り組んでみてください。
スポーツで体を壊すことなく、スポーツを楽しんでいきましょう!
ー
これからもリハビリ関連の記事やアフェリエイトで大好きな商品を紹介していきますので
フォローしてくれたら嬉しいです!