–
今日はオリンピックで早朝からマラソンでしたね。
こういった持久性のスポーツでここ数年、注目を集めているのが
「腸のトレーニング」ですね。
アスリートの栄養学ではたんぱく質が重視されがちでしたが
腸のトレーニングの対象は炭水化物に代表される糖質です。
一般のアスリートの方でも
カーボローディングを実施されたりする方もいるかと思います。
その中には炭水化物を摂り過ぎて
気分が悪くなって、逆にパフォーマンスを落としてしまった経験を
された方もいるのではないでしょうか?
消化吸収しきれないほどの炭水化物を一度に摂取してしまうと
胃腸の機能が低下して
腹部の膨満感や吐き気、嘔吐、腹痛、腹部のけいれん、下痢など
胃腸の問題が発生することがあります。
1900年代から糖質が筋肉のエネルギー源であり
糖質がどのように筋へどのように働くのか
糖質を与えると筋肉の機能が向上するといった研究も行われています。
一方で、糖質を摂取しても筋のパフォーマンスには差がなかったといった
研究結果もあります。
なぜ、逆の研究結果が出たのでしょうか?
その原因の一つに関係するのが腸トレーニングといった考え方です。
腸には糖質を取り込むトランスポーターという
取り込み口が多数あるのですが
普段から多めに糖質を摂取するようにトレーニングしていくと
このトランスポーターが増えるということが分かってきたそうです。
そういった腸のトレーニングをすると
競技前や競技中に糖質を多めに摂取しても、きちんと吸収できるようになり
胃腸の機能低下を生じることも少なくなるといわれています。
この取り込まれた糖質をエネルギーとして
筋肉は高いパフォーマンスを維持できるわけですね。
筋肉内でどのように血流を維持、コントロールしているかは
まだまだ不明なこともあるようですが
高血糖状態で高インスリン状態も筋肉への血流が増える一つの因子と
いわれていますので、競技中に大量の糖質を吸収できると
一時的に高血糖状態にでき筋肉への血流も増え
筋肉へのエネルギー供給も増やすことが出来るんですね。
さらに、糖質が十分補給されているほうが疲労の回復も早く
運動で傷ついた筋肉の修復も早くなるという報告もあるんですよね。
日本ではまだまだ一般的ではないですし、糖質の取り込みの最大値は
個人差があるようですから、いろいろ試して自分に合った量を
把握できると良いですね。
個人差と言えば
脂質についても摂取量が増えると、吸収量が増えるらしいので
エネルギー源として糖質と脂質のどちらが自分に合っているのかも
考えてみると良いですね。
単純にカロリーだけで考えると脂質のほうが圧倒的に多いので
長時間の競技ほど脂質の使い方を考慮してみるのも
面白いかもしれませんね。
たんぱく質が主役のように感じていたスポーツ分野での栄養事情ですが
糖質、脂質も今後さらに見直されてくるんでしょうね。
人体の不思議といいますか、
分かっていないことは、まだまだたくさんあるようですので
そちらも今後の研究結果が楽しみですね!
ー
これからもリハビリ関連の記事やアフェリエイトで大好きな商品を紹介していきますので
フォローしてくれたら嬉しいです!